大切なものにカビが発生した場合、そのまま捨ててしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。フォンシュレーダージャパンに依頼を頂く案件の中には、ソファや椅子にカビが発生し、そのカビ除去の付加価値施工を実施するケースが結構あります。
どこまでカビ除去ができて、どこまで復元できるのかという具体的イメージがあまり知られていないこともあり、廃棄処分される事業主様も多いのが現実です。
しかし実は、「カビ除去」技術を活用した付加価値施工で、綺麗に元通りに復元することが可能なんです。
今回は、書籍のカビ除去の付加価値施工について、そのプロセスと結果をご紹介します。
1.地下の書庫で保管していた書籍にカビが発生
今回ご紹介するのは、中央区にある某有名出版社の事例です。
この出版社では、自社の出版書籍を地下の書庫で管理していました。ところが保存状況があまり良くなく、宝物と言われる初版本全てにカビが発生してしまったのです。
ただカビ除去について知識と経験のある人が、出版社にいるはずもありません。その結果、その出版社が入居されているビルのメンテナンス会社に相談がいき、ビルメンテナンス会社さんからの紹介で、弊社に依頼が入りました。
2.地下の書庫で保管していた書籍にカビが発生
今回のカビ除去の付加価値施工のプロセスを、以下に記します。
1 .室内にサニガードドライを空間噴霧し、浮遊するカビを殺してから作業入り
2.空調の天井カセット型エアコン2台のカビ取り洗浄を実施
3.HEPAフィルター付きの掃除機で、書籍表面のカビを吸引除去
4.次にサニガードドライをエタノールで10倍希釈したもので、全ての書籍表面拭き上げ
→合計3万冊を書籍棚から1冊ずつ取り出し、綺麗にして元に戻す人海戦術でした
地味な作業ですが、他社様では真似できないサニガードドライを持っているからこそできる付加価値施工です。
カビが発生している表面を濡らしてはいけない状況がございましたら、一報頂けると幸いです。